「俺、そろそろ仕事行きますね。」



「うん。いってらっしゃい。」



俺と香織さん、二人での生活が始まった。







『eden』



「夜咲、最近同伴少なくないか?」



「ちょっとプライベートでバタバタしてて……大丈夫っすよ!ちゃんと売り上げますから!」



「まぁ同伴なくても、お前の売り上げが一番だからな。まぁ頼むよ。」



「任せてくださーい!!」








「ゆみードンペリ飲みたい。」



「えー……うん……いいよ」






「沙良ちゃん。ドンペリ入れてくんない?」



「いいよー!!飲もう飲もう!」




俺が移動する度に、次々にドンペリコールが始まっていく




今までの分、巻き返さなきゃな








「夜咲、ちょっと」



「なんすか?」



「お前さぁ、ちょっとやり過ぎじゃないか?」



「何がすか?」



「あそこの卓の子、昼職の子だろ?あっちの子だって――」

「大丈夫っすよ!」



「前はそんな無理なやり方しなかっただろ。どうしたんだよ?別にそこまでやらなくても、お前なら売り上げ上げられるだろ?」



「別に。ちゃんと考えてますから大丈夫っすよ!!」