入園ゲートに着くと、女の子達の沢山の視線を痛いくらい感じる。 何を話してるのかは聞こえないけど、あたし達に視線を向けながら何かを話している。 あたしはふと直輝に視線を向けた。 「ん?」 あぁ、直輝だ。 やっぱりかっこいいんだな。 「女の子達、みんな直輝見てるよ?」 「よくある事だよ。」 「よくあるんだ……」 「ん?何か言った?」 そりゃそうだよね。 でも少しヤキモチ。 あたしったら子供みたいだな。