あの日と何も変わらない直輝の部屋



もう二度と来ることはない


もう二度と来てはいけない


そう思った場所……





わかってるのに

わかってるのに……




もうこれ以上抑える事などできない……




「結華……」


「直輝……」



あたしを抱き締める直輝の腕の強さに負けないくらい、あたしも強く直輝を抱き締めた。




騙されてしまうよ……


あなたの熱い体温に……





「愛してる……結華……」




わかってる……



嘘だってわかってるのに…



誤魔化される…




その熱い口付けに……