―――――――― ―――…… 「…ねぇ、あれって龍矢くんじゃない?」 「えっ!どこどこ?」 「かっこいい〜ッ」 遠くから俺の名前が聞こえたような気がする。 「よっ!龍也ッ 相変わらずモテますなぁ」 「…隼人」 「なんだ?そのテンションの低さは」 隼人が幼い子供のように口を尖らせている。 「昨日よく眠れなかったんだ。 てゆーかその顔ヤメろ」 その顔が余りに子供っぽく見えて、遂に笑ってしまった。