そのまま、なんだかよく分からないムカつきと共に仕事を続けた。




ようやく少しの間だけど休憩を貰って一息つこうとホールの奥へ戻ろうとしたとき、





あ、まだあの男いる…。





パッとテーブルを見てみるとさっきの男がまだ居た。




なにしてるんだろ。


あれから結構時間は経っているはず。



特に何をするわけでもなく誰かを待っている訳でもない。




ただ、時間をたまに見たり、ガラスの向こうの外の景色を眺めたり、ケータイをいじったり。





一体何がしたいんだろ、あの人は。







そんなことを思いながらホールの奥へと行った。