私は目の前にいる男に冷めたような
口調で「そう」っと言った。



もうどうでもいい。




クダラナイ男の相手をするのも面倒。




私はそう一言だけ言うとさっさと男の横を
通りすぎて歩いて行った。




何もなかったかのように。






そのまま、街を特に何の目的もなく歩いていた。




すると後ろから誰かに声をかけられた。




「ね、君、俺たちの相手しない?」



いかにも軽そうな口調で話す四人くらいの
男たち。




そんな男たちの声がして一応振り向くものの
全く興味なんてなくて何もないような感じで
男たちの横を通過した。