なんどか、携帯がなっている事に気付いた。

ここはどこだろう?暗くてよく見えない。
誰かの部屋のような。


私は立ち上がった。
「うっ・・」

痛い。力が入らない・・・



「目が覚めたんだ」

へっ?誰??声がする方に顔を向けた。

耳のあたりから、叫びたくなるような・・・・

「あ・・んた・・・・る・・・き・・・あ・・・・・?」
本当に信じられなくて。確かにその目の前に
いたのは、昨日あったるきあだった。


「あぁ?俺の名前知ってんの?」

違うこれはるきあじゃない。
この人は、扉の前に立っていた、あの男の人だ・・

「俺のこと知ってるんだ。なら話は早い。」

そう言っていきなりキスをしてきた。
激しくて、気持ち悪いキス_______


「やっ・・・めて・・・!!」
突き放そうとしたとき、また痛みが走った。

「あれ?痛いの?そーだよな。
 だって俺、お前の腹刺したから。」

ニヤっと笑って、私をさしたナイフだと思う
そのナイフを舐めた。



血だらけの・・・私の血のついた・・・ナイフ・・