学校へ行く支度をする。


ピロロロ・・・
「あぶね。携帯忘れた。」

家を出るとき、ふとなってる
携帯に気付いた私は
急いで取りにいった。


「もしもし？」
ヒツウチだったけど、私はでた。


「ガ――。た・・・ガ――。」

雑音？のような音にまぎれて誰かの声がする。

「まじ誰ですか？もうきるから。」
そう言って電話を切った。

朝からなんだよ。とか思いながら学校へ行った。



「羅衣ーー！！おはよいッッ！」
「おはよー・」
「んだよ、朝から機嫌わりーなあ」
「ん、まね。変な電話かかってきてさ。」
「まっ、そんなこともあるさッッ！！」


朝からこいつのテンションには
さすがについていけない。


私の名前は、
龍賀　羅衣（りゅうが　らい）
なんかすごい名前とか勘違いされてるけど
実際全然だから。

そんで朝からテンションが高いやつ、
富南　愛（とみな　あい）
テンション高いけど、本当に頼れる存在で
居てくれないと正直困るんだ

私たちは高校一年生の
ごくごく普通だと思う女
だと思うつーのはのちのち分るんだけどね・・



「羅衣ー。」
「何？」
「羅衣がさっき言ってた電話て男？」
「んなもん知るかよ。
雑音ばっかで何言ってたか分かんなかったし。」
「へえー。なんか怖いね。」


確かに今思うとなんか
低い声だった気がしたような・・
でももうかかってこないでしょ。
そう自分にいいきかせた。