「終わったけど」 着替えて、俺は如月の元へといった。 「あ、早かったね♪」 くるっと俺の方へと振り向いて、立ち上がる。 「別にフツーだし」 「もうっ…愛想がないんだから~…」 ぶうと膨れて、ふわっとゆれた横の髪を耳にかけた。 「うるせぇ」 そういって、俺は家を出た。 そのあとを如月はちょこちょこついてきた。 「…うさぎかよ」 「え?なんかいった?」 「なんでもねぇ」 そういったら、こいつはまた膨れた。