「欲しいのか?」 「へ?いやッ…そんなことないよ!千尋、なぁにいってんの~?」 あははっと、偽笑いをつくって、チラっともう一度ブレスレットをみている。 「…やっぱり、欲しいんだろ?これ」 「えッ…ちがうって…。ほら!帰ろうっ?」 ぐいっと、そのお店から俺を引きずった。 「欲しいなら欲しいって言えば?言わなかったらわかんねぇよ」 「千尋、なんでそんなに優しいの?」 「はぁ?」 なんか、これ言われたの2度目なきがする。