陸の目線の先には、高城瞳ちゃん(たかぎひとみ)がいた。
瞳ちゃんは、高校の頃に陸のことが好きだった女の子…。


「あっ!愛しの瑞季ちゃん」


陸。
瞳ちゃんに向けていた同じ笑顔であたしを見ないでよ。

あたしには、もっともっと笑ってよ。