私が思い出した日は、中学1年生の4月中旬。

入学式が終わって数週間が経った。周りの人たちは友達が出来始めていた。

よく泣いていたこともあり、小学生のごろは『泣き虫』そう呼ばれ、苛められていた。

           私はきっと、、、また1人ぼっち。

そう思ったそのとき、声をかけてきてくれた子が居た。

その子は、北川さくら〔キタガワ サクラ〕ちゃん。黒くて下のほうがクルンッとカールしている髪が

印象的だった。そんなさくらちゃんは他にも、お上品で・何でも出来て・可愛くて・お嬢様な

こともあり、他の女の子からも人気があった。

私は、そんなさくらちゃんに話すのが申し訳なくて・・・「ごめんなさいッ」

ただそれだけ告げて、走り出した。




...はァ・・ビックリした。。。逃げたから・・きっと嫌われただろうな・・・。いいんだ。。私なんかは

さくらちゃんには釣り合わない。それでよかったんだよね・・・



ところが、、さくらちゃんは次の日からも、ずっと声をかけてきてくれた。

すると、私はいつの間にか・・・さくらちゃんに心を開いていた。

それから、私はさくらちゃんと一緒に居るのと、遊ぶのが日課になっていた。