そうだと言ってよ、駿君!!



「明日香ちゃん、今から、家来てもらえる?」



「はい、いますぐ」



あたしは携帯を閉じた。



手の震えが止まらない。



あたしは、走り出した。



こんなの、嫌だよ。



あたしは、駿君の家のインターホンを押した。



あたしは、玄関から、駿君が出てきてくれる事を祈ってた。



でも・・・。



出てこなかった。



出てきたのは、駿君のお母さん。



「明日香ちゃん、来てくれたの?」



あたしは、和室に案内され、そこで目にしたのは、白い布を顔の上にかぶせられた駿君の姿。



本当・・・だったんだ。



涙が出てきた。