あたしは、駿君と別れ、教室に入った。



「おはよ~」



「おはよ、明日香」



「あっちゃん、おは~~~」



「ぐっもにん」



あたしは、席に座ると、引き出しの中に、手紙が置いてあった。



『甲斐明日香様』



「誰だろ?」



差出人の名前もない。



「ラブレター?」



「いや、違うでしょ」



あけてみた。



『明日香さん
覚えてますか?
智也です。
お見合いが
破断になって、
僕の人生は
まッさかさま
ですよ。
責任
とってもらえますか?
そうですね・・・。

例えば、
僕とチュー
してくれたら、
許してあげます。
では、
どんな顔で
逢えるか、
楽しみにしてますよ』