顔を真っ赤にして、泣いた。



それほど、アナタの事が好きだったよ。



いつか、アナタに御礼もしたいって思ったのに。



それなのに―――。



アナタは悪くないけど。



あたしが悪かったのかもしれないね。



だって、アナタに何もしてあげらればかったよ。



好きだったのに・・・。



あたしとアナタのために作ったマスコット。



覚えてる?



あたしたちの仲がもっともっと深まるようにって。



一緒にお願いしたもんね。



お腹に、それぞれのイニシャルを縫いつけた。



針が指に刺さっても、怪我をしても、一緒に作ろうって。