あたしは今、頭が混乱している。



今にも頭が真っ白になりそう。



あたしは、悠君の言葉を頭の中で繰り返した。



「・・・・・」



寂しさしか残らなかった。



「・・・・馬鹿じゃないの?あたし・・・」



しゃがみこんだ。



カコン・・・。



シャワーが水を出したままあたしの手から滑り落ちた。



シャー・・・。



「・・・・」



「なぁ?」



あたしは振り向いた。



「携帯鳴ってるよ?」



「あ、お姉ちゃん、ありがと」