あたしとおねえちゃんは納得した。



「本当?お母さん・・・。留美、泣いちゃいそうだよ・・・」



「ママは嘘なんかつかないもん!おばあちゃんは、てん・・・なんとかっていう、場所に旅しに行ったんでしょ?いつか帰ってくるもんね?ママ、そうでしょ?」



「ええ。いつかは分からないけど、必ず帰ってくるわ。それまで、待ってましょ?」



「うん、ママがそういうなら、明日香、待ってるよ!ずっと!!」



「おばあちゃん、早く帰って来てよね?留美と明日香は、ずっと待ってるんだからね?」



懐かしいなぁ。



そんな過去があったなんて、忘れてたよ。



確かあれは、悠君が消えた時の後だったかな?



同時に悲しい出来事だったよ。



「駿君も、同じ気持ちなのかなぁ・・・」



ピリピリピリ♪



「えっ・・・・・なんで」



忘れかけてた存在。