――夢である事は、すぐに分かった。



見た事もない灰色の世界。



そこであたしは一人ポツンと立っていた。



あたしは、何を待っているんだろう。



何を期待しているのだろう。



誰かが来るとずっと思ってた。



でも、誰も来ない。



寂しさは不安へと変わっていく。



薄暗くて、あたししかいない。



怖い・・・・。



向こうで、光が見える。



なんだろう?



あたしは歩き出した。



途中で、走った。



一体、何があるんだろう?