あたしは、咄嗟に布団をかぶった。



あたしの体はガクガクと震えてた。



「明日香ちゃん・・・、今日は帰るね?お大事に」



「ごめんね?本当にあたし、最悪だよ・・・」



「そんな事ないよ!気にしないで!それに、今日はゆっくり休んだほうがいいだろ?」



「うん、ありがとう・・・。本当にごめんね・・・」



「うん」



駿君は、家を出た。



何でだろう、駿君になら「ごめん」って言える。



何でだろう。



駿君が帰った後も、あたしの体は震えていた。



涙が止まらない。



涙で枕がグショグショだ。



あたしは、眠りについた。