「え゛!俺紹介すんの?」



「当たり前じゃん。彼氏でしょ?」



「まぁそうだけど」



と、駿君は、ほっぺたをポリポリと掻いた。



ピンポーン、ピンポーン♪



「はぁい!」



やばい、今度こそ悠君だ・・・。



ガチャ。



「よぉ、明日香!お見舞い来たぜ!」



やっぱり―――。



「大丈夫かよ?」



あたしは、悠君の顔は見ないって決めた。



だから、見ない。



「別に。悠君に心配されるほどひどくないから」



あたしは、玄関のドアを閉めようとした。



ガッ。



「・・・・」