気がつくと、あたしはベッドの上で寝ていた。



あたしの部屋だ。



「あ、目ぇ覚めた?」



「駿君・・・?あたし・・・」



「すっげぇ熱だったよ。39.2だって」



あたし、自分の体調管理も整えられなくて。



せっかくのデートもぶち壊した。



駿君にも迷惑を掛けた。



あたし、最低だよ。



「ごめんね。せっかくのデート・・・」



「大丈夫。また今度行こうな?」



あたしはゆっくり頷いた。



駿君は、あたしのおでこの上に冷たいタオルを乗せた。



ヒヤッ。



「つめた・・・」



「あ、ごめん」