「おはよぉさん♪」



「みなさん、おはようございまぁす!↑相変わらず、彼氏も彼女もいないクラスですかぁ?・・・・・あっれぇ?」



レミは遠くを見るように、こちらを見ている。



「なぁんだ、甲斐さん、彼氏できたんだぁ★よかったじゃん」



「どぉも↑↑あなた達より、ラブラブになるからねぇ」



「べー」と、舌を出すあたし。



「なんだ、明日香彼氏できたんだ。よかったな」



あたしは、その言葉にムッときて、そっぽを向いた。



背中に目があるわけじゃないけど、寂しそうな顔をしているのは分かった。



ごめんね?悠君。



今のあたし、なんかカンジ悪いよね。



でも、こうしないと悠君のこと忘れれないの。



今は、駿君しか見る事が出来ないの。



悠君は見れないの。



「で、何処行く?」



「やっぱ渋谷でしょ!」