「今日はおいしかった~♪」


「俺、腹一杯…」


店を出る頃には
もう夕方になっていた



あれだけ食べて
元気すぎだろ…
(俺の2倍は食べてたぞ!!)



「じゃあ、俺帰るわ」


「あっうん!!
また行こうね☆」


「あぁ」



俺はそれだけ言うと
帰ろうとした
逢沢は俺と帰り道が逆らしく
反対側に帰ろうとしていた



すると、いきなり クルッ と
俺の方を振り返って
ニカッ と笑って手を振った 




ドキッ



「ん?」


一瞬、胸が高まった気がした



俺は何も気付かないまま
帰り道を行った