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<10.5>

健吾様

プレゼントありがとう。

あゆみから受け取りました。

ぬいぐるみ、私のとなりで寝てます。
健吾の匂いがするの。
気のせいかなぁ??


待ってます。
健吾の隣を歩けるような女性になれるように
自分を磨いて、待ってます。

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家に帰ったらMIXTに沙希ちゃんからのメッセージが届いていた。


最低だ。


恵莉奈から電話がかかってきた。

「健吾、目をそむけててごめんね」

「ん?何?」

「気付かないフリしててごめんね」

「・・・・」

「もう私のこと「好き」っていってくれないんだね」

「手をつないで歩いたり、キスしたり・・してくれないんだね」

「ごめん」

「ごめんじゃわからないよ。
もう一回、もう一回健吾を振り向かせるから。
あきらめたくないから。
健吾との3年、私にとってそんな簡単に消せるものじゃないから。
だから、だから、
3年前みたいに、もう一回チャンスをください。」

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