「大島っち!!」

現れた野島さん。

最近、会合の話をきかないと思っていたら、
どうやら彼氏ができたらしい。

なにげに会合話、楽しみにしていたのになぁ。


「今日辺り飲みにいかぬか??」

「いいですねぇ~!!」


会社の仲間たちは仲が良く、2週間に一回くらいは集まってワイワイ騒ぐ。

次の日の野島さんは見ていられない。

朝電話がかかってきたら、みんなで目をあわせる。

「野島です。午前中やすみます。」がちゃ。

・・・午後からきても、片手に栄養ドリンク、顔色も悪いし、機嫌も悪い。

それでも、飲みの場では、とにかく飲む。騒ぐ。

飲み会にはかかせない存在ではあるのだ。



仕事を終えて、野島さんと一緒に会社をでた。

「よし!!!語るぞ!!!」

「二人ですか??」

「いいや。もう1人よんだ。」


俺の頭には、沙希しかうかんでこなかった。

でも、昨日もMIXTでメッセージきてたし、何も言ってなかったのに。