俺はその女子について行った。
つれて行かれたのはいつも里沙とお昼を食べている屋上。



「好きです」



そう言いながらラッピングされたチョコを前に出された。



「ごめん。俺付き合ってるし」


「相川さんでしょ?けど相川さんは悠のこと好きなの?」


「好きじゃないと思う」



里沙は俺のこと好きじゃないけど俺は里沙のことが好きなんだ。
どうしようもなく。



「例え里沙が俺のこと好きじゃなくても俺は里沙が好きなんだ。ごめん」