また下を見た時。
帰った筈のメグがいて驚いた。




「あれ?帰ったんじゃなかったの?」




キョトンとしていると、メグは少し頬を赤らめてオレを見た。
その顔が可愛らしくってオレは不覚にもドキッとしてしまった。




そしてメグはオレを上目遣いで見つめた。




「ねぇ……口にチューは我慢するから。受験合格できるようにって、ほっぺは……駄目?」




って……。
この子はホントに中学生ですか?
高校生の女の子より。
男のつぼを知ってる気がする。




可愛すぎるその言葉にオレはウズウズした。
でもオレも男。
我慢できなくてギュッとメグを抱きしめた。




「しょうがないっ」




オレは自分にもメグにも負けてほっぺに軽く口付けた。
離してメグを見ると、満足そうに“えへへ”って笑って。




さっきまで高校入るまでしないって簡単に言ってたけど。
オレの方が我慢できなくなりそう。




もう後悔。




オレはギュッとメグを抱きしめた。