ベッドに寝転がって、ボーっと天井を見つめる。
今回ので懲りた。
もう……嫌だ。
人を傷つけるのは。
次もし……恋する時は、オレから好きになった人としかしない。
人を傷つけるなら……。
オレは簡単に恋なんてしない。
「はぁ……」
今日だって別れた時泣いてた。
オレは泣かせてばかりだ。
フるのは、何回経験したって慣れない。
いや、慣れるものでもないとは思うけど。
フる回数が増えれば増えるほど、胸が痛む。
また……。
泣かせたって。
心の中で何度も、ごめんって思う。
もう女の子の泣き顔は見たくない。
オレのせいで泣かせる事はもう、したくないんだ。
ゴロンと寝返りを打って、オレは静かに目を閉じた。
しばらくすると、オレは深い眠りに落ちていた。