オレの一言で静まり返ったみんな。
みんなの反応をジッと見ていると、真姫はオレを見て溜め息をついた。
「また別れたのー?」
そうだよ。
まただよ。
どうせ……また。
「あんた軽いねー」
ほら、やっぱり言うと思った。
別れる度にそう言われるから、オレは大体想像してた。
オレはフイッと真姫から視線を逸らした。
そんな言われたってしょうがないじゃんか。
続かないんだからさ。
てか、別れて今回も駄目だってって……落ち込んでるオレに毎回そう言ってくるの結構傷つくんだよ。
「うっさい」
するとムッとしているオレを見た親父はクスッと微笑んだ。
「次、頑張ればいいんだよ」
って……。
何か親父のアドバイスって何か。
当てにならないっていうか……。
あんまり参考にしたくない。
その後オレは夕飯の間。
家族に散々言われて、ムッとしながら部屋に戻った。