そう返事をした湯田先輩に胡桃はとんでもない事を言った。




「それじゃぁ応援行きます！真姫と！」




「え？」




腕をグイッと引っ張られてあたしは胡桃に抱きしめられる。
あたしは間抜けな声を出してキョトンとした。




応援！？
あたしも！？




すると湯田先輩はニッコリ笑った。




「ホント？ありがと。待ってるねー」




湯田先輩は微笑みながらそう言ってグラウンドへと走って行った。
サッカーの練習を始めた２人を見ながらあたしは胡桃に怒鳴った。




「ちょっと待ってよ！何であたしも！？」




あたし関係ないじゃんよー！




アワアワしているあたしを見ながら胡桃は微笑んだ。




「え？いいじゃんよー。旭君見れるし！いいじゃん」




「は！？」




顔を思わず赤くしていると、あたしの反応を見た胡桃は意地悪な笑みを浮かべた。