先生の無駄話を聞きながしながらメールを見返す。

井口・・・洋平だっけ?
きっといい人なんだろうな。
でも信じない。
男はもう、信じないから…。



≫キーンコーンカーンコーン♪

「それじゃぁHR終わり!!」

元気よく先生は教室を去った。

「美那ごめぇーんっ」

ユウが駆け寄ってきた。

「茜ちゃんのプチパ明日になったぁ」

「あ、そーなの?あたしは別にいーよ♪」

「うーん・・・実は美那の快気祝いも兼ねてたんだけどね」

「え?」

「みんな心配してるんだから!」

クラスの女子はみんな仲が良い。
ちょっとしたことで集まってはパーティーをしたり。
あたしのことを心配してくれてたんだ・・・。

「ありがとーっ」

泣きそうな気持ちを抑えて笑ってみせた。

「明日まで我慢ねぇ??」

「わかってるぅーっ!!!」

あたしは幸せだね。
こんなに素敵な仲間が居る。
くよくよなんてしてらんないじゃん。