そこには‥昼間とは違う、大人っぽい洗練されたスーツを見事に着こなしている北村さんがテーブルに1人で座っていた。 北村さんを見るだけで、胸がバクバクと苦しくなる。 一歩ずつ‥歩くほどに近づいていく‥彼との距離‥。 そして‥ 「すみません。お待たせしました。」 彼の正面に立ち 彼を見つめた‥。 彼の瞳にあたしが写る。 それだけで‥凄く、胸がキュンと鳴る‥。