「なんか…気持ちいいねぇ~」


と、うぅ~んと背伸びしながら空を見上げている北村さんの横顔


太陽の光に照らされて凄く眩しい…。



思わず、ポーーーと見とれちゃうよ…。


「さてと、次はどこに行こうか?」


「そんな…北村さんとなら、どこへでも…」



「えっ?」



「あっ!いえ!なんでも…ないです──」


シマッタ!

つい、心の声が出てしまった!




「あっ、あの!」


なにか、言わなきゃ!


「あの…」



「なに?美咲ちゃん。」




「あの…」


ホントは聞きたい

『北村さん…あたしの事──どう思いますか?』


って──…。



「あの…




その───…



パレスハウステンボスに行きませんか?」



あたしの意気地なし!!