カウの体はムチによって変形し始め、顔は苦痛に歪んでいる。

クイナはカウに力をそそぎ込むも、その力さえも闇のムチから吸い取られてしまう。

「うっ…ぐっ!」

次第にクイナとカウの力が無くなっていく。

「諦めて、大人しくしてたほうが苦痛は少なくて済むよ?」

「誰がっ、諦めるものかっ…!」

カウと共に生きることを決めた。

例え寿命を削られようが、この身にどんな負担がかかろうが、カウと生きるからこそ受け入れられる。

「こんなっ所でっ…」

しかし膝から力が抜け、思わず膝をつきそうになる。

冬なのに、体中から汗がふき出す。

「はあはあっ…!」

視界も暗くなる。

このままではっ…!