「そう。それじゃあ、バイバイ」

彼の背負う闇が、わたしを包み込む。

…ああ、ようやくわたしは眠れる。

深き闇に抱かれて。

でも…彼は?

この闇を操る彼は、眠りにつくことができるのだろうか?

人ではないモノは、安らかな最期を迎えることができるのか?

…その答えは、きっと分かる。

この闇とわたしは、一つになるのだから…。

願わくば彼には、安らかな眠りを……。