ゴロゴロゴロ・・・


雷が大きな音をたてると、多くの足音が二人の近くで止まった。


「意外な組み合わせだなぁ・・・・・・カップルすか」



古谷が口に手を当てると、いやらしく呟いた。それを苅谷は必死に首をふり、否定をするともう水町の目を見ることはなかった。



「違うよ。いま告白してたんだ」


「うっそ!?・・・水町、苅谷の事好きなの?」


山中が相変わらずの大きな口で大きな声をあげると、続いて後ろにいた大勢の女子たちもざわめきだす。