「……あー…」 意味もなく、声を発してみる。 当然、その声に反応するひとはいない。 だって今は、授業中。 屋上なんかに誰も用はない。 あたしを除いては。 さぼるひとなんてほとんどいないんだもん。 いたとしても、学校自体休むか、 保健室に行ってるか。 保健室の先生は容認はしてくれないけど 少しの間なら居させてくれるから。 それに、屋上はいつも鍵が掛かってるし。 ならどうして、あたしがここにいれるのか。というと。 .