「仕事の内容は?」
<モンスター退治>

「……なんの」

<それは会ったときに話すってさ。お前にしか出来ないらしいぞ>

 白銀は頭を抱える。何を倒すか解らないのに受けたのか……

「で、いくらなんだ?」
<100万>

「100万クレジット? たったの?」

 倒す対象が解らないのに100万? 呆れる俺にそいつはニヤリとした。

<前金でな。残りは倒したあと200万>

「合計300か……仕方ない」

 白銀は惑星イエロートラック・キャットに進路を向けた。

 ストライダーがモンスター退治? 聞くとかなり怪しい話だが本来の彼の仕事はストライダーではない。

 彼の数ある能力の内の1つに過ぎないのだ。