トレーニングを終えてリビングルームでコーヒーを傾けていた白銀にコックピットのディランから通信が入る。

<シルヴィ、港に着くぞ>

「ああ、頼む」
「彼は大型船も扱えるのだな」

「大型貨物もいけるらしいぜ。ほとんどの船はOKじゃなかったかな」

「そりゃ素晴らしい」

 運転技術までは素晴らしいのかどうかは解らないが……

 船が港に着いて落ち着くまでの間に白銀はシャワーと着替えを済ませた。