数分後、口が切れて血が垂れてる渚がいた。




「…速いね、殴ったの?」

「記憶にあった奴は殴った」



3人くらいは殴ったのかな?



よく三人対一人で軽いケガで済むなんて…。




「…何人くらいいた?」

「…三人」




三人…予想通りだ。




「…よく勝てたね」

「喧嘩負けたことないから!」




腕をみたらよくわかるよ




ちゃんと血管も出てるし、何より体の見た目で強そう。




「…ふうん」

「興味ないなら聞くなよ」

「ちょっとはあった」




手を離せられても、温もりはまだ残っているように感じた。




「…明日からどんな顔で行ったらいいのかわからない」