泣いてすがりつく私の姿をみて喜ぶ奴だっている




私には知らないことだらけだ



助けを求める方法も知らない



「俺がいるから、頼むから頼ってくれ」




強く抱き締められた…私の体



多分…心がなくなって、冷たい




だから、渚の体温がものすごく熱く感じる




「私にはもう何もない」




この場所で私は息をしている…それだけしかわからない




ほんのばかり、光っていた希望や望みが全部見えない