家に帰ると、やっぱり大河はまだ家にいた。

「ただいま~」



明るく言ったけど、内心はびくびく。

いつもの大河なら、飛び付いてくるから。



「おかえり、千晃!」



って、頬にキスをしてくるから。




まぁ
それが嬉しいなんて、

誰にも言わないけど…