「ど、どうしろって……?」

 どうもこうも、私が現在持っている情報で元に戻れそうな方法は一つしかない。

――つまり、真里と私がエッチをすること。

 正直なところを言えば、元に戻る云々を抜かしてもかなり興味がある。
 自分で自分のモノを擦っただけでもあれだけ気持ち良いのだ。
 男の子なら誰しもがやりたがる女の子とのエッチともなればどれほど気持ち良いものか……。

 まあ、真里が怒りながらそう聞く理由も良く分かる。
 何せバリバリの処女なわけだし、中身は自分とはいえ外見はお互い良く知らない隼人くんなわけで。
 いきなり『私のためにアンタの処女をよこしなさいよ!』と言われているのと大差ない。

 でも、そうしないと真里も……私の戻るべき体も危ないんだって。

――どうして説得するべきか……?

 悩み始める私に真里が追撃の言葉を加えてくる。

「仮によ? 仮に私がオッケーしたところで隼人くんはどう言ってるわけ?」

――あ、隼人くんとコンタクトが取れないことをすっかり忘れてた!