「(え!?)」

 私と隼人くんがお互いに顔を見合わせて同時に叫んだ。
 再び真里の方向を見ると、ショックな光景だったのか今にも気絶しそうになっている。

――ほら、やっぱり隼人くんの姿を見たらビックリするじゃん。

 私が初めて隼人くんを見たときに冷めた反応をかましてくれた真里がビビっている。

――ちょっと、ざまあみろといった気分だ。

 あ、イカンイカン。
 気絶される前に真里を落ち着かせないと。