「大体!アナタ本当に誰なんですか!?しつこいと警察に突き出しますよ!?」
元のままの私が現在の私にスゴイ剣幕でつっかかってくる。
私は……一体、誰?
――そんなこと私自身が教えて欲しいよ。
こんな状況になるなんて思いもよらなかった。
私の考えだとこの体の持ち主『中道 隼人』くんが私の体の中にいて、
中道くんに会いさえすればお互いが入れ替わってることを確認できて、
今後のことを相談できて……私の今の苦しみを理解して悩みを共有できる人のはずで……。
――でも、そんな人はいなかったわけで。
この世界に私と同じ苦しみを持っていてそれを理解できる人なんてどこにも居ないのだ。
そう思った瞬間、体から力が抜けた。
駅のホームで人が一杯いて……私の外見は男子高校生で……そんな事はお構いなく目から涙が溢れ出した。
どうしていいか分からなくて。
どうしようもなくて。
不安で、心細くて、絶望感しか感じない。
私は座り込んだまま顔を押さえて声を上げて泣いていた。
「え?ちょ!ちょっと……なんで泣いてるの!?」
泣いた私を見たからか、うろたえる元のままの私の声が聞こえたが涙は全然止まってくれなかった。
元のままの私が現在の私にスゴイ剣幕でつっかかってくる。
私は……一体、誰?
――そんなこと私自身が教えて欲しいよ。
こんな状況になるなんて思いもよらなかった。
私の考えだとこの体の持ち主『中道 隼人』くんが私の体の中にいて、
中道くんに会いさえすればお互いが入れ替わってることを確認できて、
今後のことを相談できて……私の今の苦しみを理解して悩みを共有できる人のはずで……。
――でも、そんな人はいなかったわけで。
この世界に私と同じ苦しみを持っていてそれを理解できる人なんてどこにも居ないのだ。
そう思った瞬間、体から力が抜けた。
駅のホームで人が一杯いて……私の外見は男子高校生で……そんな事はお構いなく目から涙が溢れ出した。
どうしていいか分からなくて。
どうしようもなくて。
不安で、心細くて、絶望感しか感じない。
私は座り込んだまま顔を押さえて声を上げて泣いていた。
「え?ちょ!ちょっと……なんで泣いてるの!?」
泣いた私を見たからか、うろたえる元のままの私の声が聞こえたが涙は全然止まってくれなかった。