おかしい、おかしいよ!私はこんなに困ってるのに。
向こうは……私の体に入ってるはずの中道くんは何で『ごく自然に生活してます』っていう感じなの?
制服着こなして、三つ編みもちゃんとして、単語帳なんか開けながら電車待ちなんかして……。
ちょっと腹が立つ。
同じ理不尽な境遇のはずなんだけど
向こうは本当に何事も起こってないような生活っぷり。
入れ替わってるんだよね?私たちって?
――頭の片隅にこびりついた違和感。
電車の列に並んでいる自分の体に近付く。
英単語帳に集中して私の接近に気が付かない私の体。
列に割り込む形にならないように斜め後ろに立ち、片手で私の体の肩を掴む。
「ちょっと!アンタなんで私のことを無視するのよ!?」
私に肩を掴まれた中道くんは目をまん丸にして私を見る。
――何が起こったか分からないといった表情。
あれ?私が話しかけたのって私だよね?
中道くんが中に入ってる私の体だよね?
人違いじゃないよね?
さっきから感じるこの違和感は……一体なんなのだろう?
向こうは……私の体に入ってるはずの中道くんは何で『ごく自然に生活してます』っていう感じなの?
制服着こなして、三つ編みもちゃんとして、単語帳なんか開けながら電車待ちなんかして……。
ちょっと腹が立つ。
同じ理不尽な境遇のはずなんだけど
向こうは本当に何事も起こってないような生活っぷり。
入れ替わってるんだよね?私たちって?
――頭の片隅にこびりついた違和感。
電車の列に並んでいる自分の体に近付く。
英単語帳に集中して私の接近に気が付かない私の体。
列に割り込む形にならないように斜め後ろに立ち、片手で私の体の肩を掴む。
「ちょっと!アンタなんで私のことを無視するのよ!?」
私に肩を掴まれた中道くんは目をまん丸にして私を見る。
――何が起こったか分からないといった表情。
あれ?私が話しかけたのって私だよね?
中道くんが中に入ってる私の体だよね?
人違いじゃないよね?
さっきから感じるこの違和感は……一体なんなのだろう?