「あんたの彼氏、相変わらずモテるわね〜」

「……やめてよもぅ」

からかい気味に呟く麻美をジロッと睨んだ。

ついでに麻美も同じく進学した。
学部は違うけど、お昼はこうして一緒にご飯を食べている。

進路がバラバラで別れが多い中、親友とまた同じ学校に通えるのはとても心強いことだ。

ちなみに麻美の彼氏の慎君は、美容師になると専門学校に入学した。和泉君の親友、裕太君はサッカーを続け、スカウトされたプロチームに所属した。