「お!純おかえり〜。モカちゃん来てるぞ」

「ごめんねモカ先生!!また遅くなっちゃって!!」


純ちゃんが慌しくリビングに入ってきたのと同時に、優作さんが立ち上がって私にニコッと笑顔を向けた。


「ま、彼女の気持ちは分からないけどさ、その友達に言ってあげて?一緒にいたいと思えないなら、意味がないよって」


「………はい…」


そう言って優作さんは「じゃ、勉強がんばってね〜」とリビングを出て行った。