そして、結局あれから気まずいまま和泉君と別れ、そのまま純ちゃん家にやって来た。


「いらっしゃい、モカちゃん。ごめんね、純今日もまだ帰ってなくてさ」

「そうですか…」

「ていうか、モカちゃん大丈夫?今日はまた一段と元気がないっていうか…」

「ハ、ハハ…」


やはり見破られている…。情けない…。


「ま、上がりなよ。お茶でも入れるから」


そうニッコリと笑顔で迎え入れてくれる優作さんに笑顔を返し、中へ入った。