「落ち着けって。どーせ今から行っても間に合わねぇんだし、サボれば?」

「ちょっと〜!!人ごとだと思って!!」

そう言いながら、モカがこちらをキッと睨んできた。

まぁ、睨まれたところで全然恐くないけれども。



確かに、俺の講義は今日は午後からだ。

今から行っても間に合うし、さして問題はない。


でも、モカがこのままサボるなら、俺だってもちろん行かない。そんな重要な講義でもねえし。



いや、むしろ講義なんてもうどうでもいいか…。


まだベッドの上で慌てているモカを引き寄せた。